畳のお手入れ術

5つの畳お手入れ術

その1 通常のお手入れ

畳の目に沿って掃除機を「軽く」かけてください。「強く」は厳禁です。

年に数回バケツにお湯を入れ、臭わない程度に「お酢」を混ぜて固くしぼった雑巾で拭いてください。
「お酢」はい草を長持ちさせる効果と殺菌作用があります。

その2 しみ抜き

畳にものがこぼれても、汚れの種類で手入れが可能なものもあります。

コーヒー・茶・ジュース・酒・醤油・ソース すぐにタオルやペーパー等で吸い取り、食塩をかけます。食塩が湿ってきたら、歯ブラシ等で畳の目に沿ってこすり掃除機をかけてください。
色がしみているときは、漂白剤をつけてこすり、硬く絞った布で拭き取ります。その後、水拭きと乾拭きを充分に行ってください。
ガム シンナーかベンジンを布に浸して拭き取ります。
畳の目につまっている時は、布の上からアイロンをあてて柔らかくしてから取り除きます。
化粧品・クレヨン 住まいの洗剤を歯ブラシに付けて、畳の目に沿ってこすり落とします。
その後、水拭きと乾拭きしてください。
灯油 布にアルコールを付けて拭き取り、乾拭きしてください。
水溶性インク ペーパーなどで吸い取り、牛乳を布に浸して拭き取ります。
その後、水拭きと乾拭きを繰り返してください。

その3 お部屋の換気

「湿度が高い時」または、「留守がちの方」は天気の良い日に窓を開けて、換気してください。

長雨が続いたりした時は、エアコン等で除湿して湿度を調節してください。

湿気がひどい時は、畳を起こして(マイナスドライバーを畳の隙間に入れると持ち上がります)、空き缶等をつっかえ棒にし窓を開けておくだけでもOK。

換気を長い間しないと、カビの発生につながりますので定期的に行いましょう。

その4 デコボコ直し

家具等でデコボコができた時は、タオルとアイロンがお勧め。硬く絞ったタオルを被せ、上からスチームアイロンをかけると元に近い状態まで復元します。

その5 裏返し

裏返しとは、畳表だけをひっくり返すことです。畳表の品質と擦れ具合によりますが、3~5年で裏返し、7~10年程度で表替えをするのが目安です。

面倒な家具の移動も私共がお手伝いしますのでご相談ください。

畳にカビが生えた時の対処法

気温が一気に上がり、梅雨でじめじめした5月下旬~7月初旬はカビが最も発生しやすい時期です。
お客様からのお問い合わせでも、「畳にカビが生えてしまったがどうしたらよいか」という内容が1番多くなります。

い草の畳表は自然の素材ですので、湿気を多く含んだまま放っておくと、パンやご飯のようにカビが発生することがあります。しかし畳は冷蔵庫に入れることができません。天気の良い日は窓を開け換気をよくする、またはエアコンのドライ機能で湿度を下げることで、 カビの発生を防ぐことができます。

それでもカビが発生してしまった時、当店では消毒用エタノールでの対処をおすすめします。他防カビ剤などの薬品系は安全性などの面からあまりおすすめしません。(エタノールは消毒液もしくはアルコールです。)

1
エタノールを準備
薬局などで販売している消毒用エタノールを用意します。
2
霧吹きに移し変え
消毒用エタノールを霧吹きに移し変えます。
3
換気
天気の良い日に窓を開け、換気をよくしましょう。
4
カビを掃除
畳の上に発生したカビをブラシやタワシでかきだし、掃除機で吸い取ります。
5
エタノールを散布
消毒用エタノールを飴色になるくらい多めに散布します。
6
乾拭き
数分間、乾燥させ最後に乾拭きをしてください。

畳の定期的なメンテナンス

畳のメンテナンスは、最低でも10年に1回は行ってください。

カビは体調不良の元となりますので、北向きの部屋など、畳にカビが発生しやすい条件下にある場合は5~7年でのメンテナンスがおすすめです。

チェック事項

  • 畳表のささくれが衣服につく
  • 畳表の色が濃い茶色になっている
  • 畳表が破れたり焦げたりしている
  • 畳表に水や灯油などのシミがついている
  • 畳と畳のすき間が目立つ
  • 畳が柔らかくフワフワしている

メンテナンスの3つの方法

畳のメンテナンス方法には「裏返し」「表替え」「新畳」の3つの方法があります。使用年数を目安にどの方法をとるか、だいたいの判断はできますが、お部屋の使用状況や環境によって傷み方は様々ですので、畳屋に相談されることをおすすめします。

裏返し(3~5年目)

畳を新しくして3年から5年ほど経過すると、日焼けや擦り切れた傷みなどが出てきます。
そうなってきた時に行われるのが畳の裏返しです。

畳表は両面が使えるようになっているため、畳表を反対にひっくり返して畳床に張りなおすことで、キレイな畳にリフレッシュすることができます。畳へりも新しく取り替えます。

表替え(7~10年目)

畳表のささくれやすり切れがひどかったり、全体的に黒ずんだ汚れが出るような場合は、畳表と畳縁を新品に交換します。このことを表替えといいます。

表面のい草が新しくなるため、さわり心地や香りは新品同様になりますが、畳床はそのまま使用するため踏み心地はあまり変わりません。

新畳(10年目以降)

畳全体がやわらかくなったり畳と畳の隙間が目立つ、凹みがある、といった場合には、畳ごと取替える必要があります。このことを新畳といいます。

大きな汚れがついてしまった場合などは、10年未満の使用であっても新畳によるメンテナンスをおすすめすることもあります。

襖・障子の定期的なメンテナンス

襖は10年に1回、障子は3~5年に1回の張替えがおすすめです。
もちろん、汚れや傷みが目立つ場合はすぐにご相談ください。

池田製畳なら、障子紙・襖紙の交換のみでなく、木枠のお手入れも可能です。

チェック事項

  • 紙が変色して汚くなっている
  • 紙が破れている
  • 木枠が割れている
  • 引手がさびている
  • はずれなくなった、動かなくなった